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マガモ♀成鳥雄化個体 18/10/29 疎水
いかにも雄化的な雌雄中間の羽衣をした個体。2017年5月に鴨川三条で見つかった個体と同一。その時の外観とは概ね同じであるが、他の雄化個体同様にこの時期は少し"♀感"が増すようである。
褐色の脇羽部分は摩耗が激しい。普通の♀成鳥とも♂非生殖羽とも異なりかなり歪な模様をしている。胸の褐色味は♂よりも弱く、ややくすんだくすんだ赤茶色で胸に♂非生殖羽的な斑がある。胸のパターンはいかにも雌雄中間という印象を受ける。
波状斑は明らかに♂よりも粗い。
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同上
多くのマガモ雄化に共通すると感じているのが、♀の外観に緑色光沢が(主に顔上半分に)上乗りするような形で薄く見える点である。マガモ×カルガモでも見られる特徴でもあるが、雑種は雄化個体とは異なり緑色部分がはっきりと分かれていることが多いように思う。
雄化の特徴の見られない♀にもかなり薄く緑光沢が見られることある。雄化が進むとともに緑は強くなり最終的には顔上半分が♂と変わらない色になるようである。
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同上
姿勢は異なるが、♂と比べてもサイズがあまり変わらない。この辺りは鴨川が近く、年中マガモが状況を考えれば過去に家禽類との交配があった可能性がある。
実際この個体も季節に問わず鴨川周辺をうろうろしている。
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同上
嘴の黒斑は点状にならず、マガモ×カルガモでもあり得るようなパターン。しかし、点状にならずとも雄かである場合、嘴の色は橙色である点が異なる。
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同一個体 17/06/09 鴨川葵橋
今まで観察したマガモ雄化は各地で10個体以上に上る。年中個体を追えているのは3個体。いずれも3月~6月にかけてより一層♂的な印象が強くなり、9月~12月くらいにかけてはやや地味な外観になる。換羽の進行は雄化に関わらず♀と変わらないようである。

見事な雄化個体である。個人的に京都市内マガモ三大雄化の1個体。