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メジロガモ×ホシハジロ♂齢不明(第一回生殖羽へ移行中?) 18/11/16 長浜市(湖北野鳥センター)
センターの方に雑種がいると教えてもらい、センター内から観察した。初見時の距離はおよそ300mほどでセンターの窓ガラスを一枚挟む状況だった。パッと見た雰囲気はメジロガモ寄りの交雑個体で、最終的に100mくらいの距離によって来た時も印象は全く変わらず、むしろ当初の印象により近付いていった。
とんでもない写真1枚のみしかないが、60倍のスコープ約1時間観察し大体の特徴は観察できた。
頭部はやや蛍光的な赤色で虹彩色は薄黄色。
ホシハジロの群れに混ざってもメジロガモ的な寸詰まり体型が目につき、時折群れがかく乱されても再発見にはそれほど時間を要さない程には際立っていた。ほとんどの時間、画像のような形で寝ていたため嘴の大きさを直接比べることはできなかった。しかしながら、基部はそれほど厚くなくメジロガモ的な印象を受ける。頭部は所謂"おにぎり頭"でこれもメジロガモ要素を肯定していると思われる。翼帯はほぼ白色に近く、狭い印象を受けた。
その際、腹部がかなり褐色味が強く見え幼羽の残存のようにも思えた。この写真でもなんとか確認できない事はないのだが、脇最上列に旧羽が残る。最上列にのみ旧羽を残し、それらが幼羽の場合、遠目で見た際、その旧羽が細い直線で脇羽と背を縁取るように見えることがあるように思う。この個体も同様で旧羽は幼羽ではないかと考えている。

iPhoneの粗い画像。参考まで。何枚か撮影したはずが何とかわかる写真はこれしかなかった。右下に見える道路標識に何度も被り苦戦しながら観察した。