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オカヨシガモ♂幼羽→第一回生殖羽 18/11/30 二条城
当地の優占種。当歳鳥の比率が高く、日によるものの概ね4割程度に上ることもある。
堀の中で最も換羽の遅い♂幼鳥。体羽のほとんどが幼羽のままでそれらは著しく摩耗している。尾羽は確認できなかったが、恐らくほとんど幼羽と思われる。横向きからでもその摩耗具合が見て取れる。
三列も褐色みが強く羽縁を中心に摩耗があり未換羽であると思われる。

※投稿した直後に12月5日に撮影された当個体と思われる画像を発見。その画像には波状斑が無く、全体を摩耗した幼羽が纏っている。しかし、嘴のパターンや脇羽、肩羽の紋様は一致し同一個体に見える。波状斑が一瞬出現し、脱落する♀の例はマガモで何度か見てきたが・・・実は発見時、幼鳥の雄化を一瞬検討した個体だったのだが、改めてみるともう一度考える必要があるかもしれない。尾筒は全く黒味が無く、波状斑の出現位置も典型とは言えないかもしれない。

嘴はまさに♂の黒と幼鳥の橙色を混ぜたような鉛色具合が堪らない。羽衣の幼さと、成熟しつつある嘴の対比が美しく見惚れてしまった。
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別個体 ♂幼羽→第一回生殖羽
上の個体よりもやや換羽が進んでいる。換羽の早い同種のことを加味すればやや遅めなのかもしれない。上に対し、この個体の嘴はまだまだ幼羽の(非繁殖期の)装いが残る。尾羽はほとんど第一回生殖羽に換羽しているが、一部は幼羽(かなり見辛いが)。成鳥とは異なり、粗めの横斑が下腹から下尾筒に伸びる。肩羽や脇羽にも幼羽が残っている。退色により羽縁は淡く白っぽい。
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別個体 ♂幼羽→第一回生殖羽
さらに上の個体よりも換羽が進んだタイプ。依然として尾羽にコントラストがある。脇のほとんどは第一回生殖羽のようだが、肩の一部に幼羽が残っている。この個体の嘴は概ね黒くなっており、成鳥に近い装いである。

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別個体 ♂第一回生殖羽
第一回生殖羽にほぼ換羽を終えている個体。この堀の当歳鳥の中では最も換羽の進度が早い。
脇最上列の数枚、三列、尾羽の一部は幼羽。この個体の顔はツートンカラーで頭頂に僅かに赤褐色部があり、また白色の首輪からもヨシガモの影響が想起される。直接の雑種である確率はかなり低いだろうが、過去の雑種の影響を受けている可能性がある。
この個体も嘴が若干鉛色で美しい。

当地のオカヨシガモ雄化はこの日も健在だった。その他ヨシガモが増え始めた。
堀周辺の生垣に剪定が入り、観察しやすくなった。最もカモの観察がしやすい堀の背後に面するのは押小路通である。人通りも多く安全に十分気を付けなければならない。