IMG_2176-crop
カワアイサ♂幼羽→第一回生殖羽 18/12/18 鴨川
前回に引き続きカワアイサ当歳鳥。こちら♂幼鳥。全体的に灰色身が強く、一見して幼鳥とわかる個体である。カワアサイはかなり換羽の進行に個体差があるため、この時期でも大部分に第一回生殖羽が出現した個体がいるが、この個体に関してはほとんど幼羽に覆われている。
脇羽上列は無斑で尖りのある幼羽。下列から脇腹にかけて波状斑に覆われる。これは♀成鳥や換羽中の♂成鳥にも出現するが、♂幼鳥の場合、脇広範囲に出現する。♂成鳥は換羽中の中途半端な一時期に限り広範囲に覆われる。♀成鳥はごく限定された範囲にとどまるなど、この波状斑に関しては性と齢により傾向があるように感じている。
また頭部の一部、首の一部に♂成鳥を予見させる深緑色の第一回生殖羽(?)が見える。
IMG_2228-crop
同上
脇中ほどに見える白い羽毛は第一回生殖羽だろうか。幼鳥の雌雄判別において♂成鳥を予見させるパターンが見て取れるかどうかというのは大きな手掛かりとなる。また、体格差も大きな手掛かりになるが、小柄な♂幼鳥もいるため、注意が必要である。昨季観察したほとんど幼羽の個体は、♀幼鳥と体格差がない程であったが、やはり雨覆や第一回生殖羽の存在からも♂と判断した。
顔つきも横向きから観察した際には手がかりとなる。♂は嘴が長く見えやや馬面的で全体的に面長な印象を受ける。