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メジロガモ×ホシハジロ♂成鳥生殖羽 18/12/28 堺市
京大生のT君に教えてもらった個体。当初送られてきた画像ではかなり前傾姿勢かつ斜めからの視点であったため、体型をうまく読み取れずアカハジロ×ホシハジロと判断してしまっていた。
しかし、改めてこの画像を見れば比較的典型的なホシハジロ寄りのメジロガモとの雑種である。
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同上 中央が当該個体
大きさはホシハジロよりやや小さく、体系は寸詰まり。嘴はやや華奢でアカハジロとの雑種に見られるような肉厚さは見られない。背面はこの画像ではわかりにくいが、角度によってはかなり濃く見え、ホシハジロよりは明らかに灰色懸っている。胸部も赤みが強く、メジロガモの赤光沢にホシハジロの暗色を掛け合わせたようなより赤みの強い光沢を帯びている。順光時、金属的な反射を帯び大変美しい。尼崎に飛来した同雑種と似たような形質である。ただし、尼崎個体よりも虹彩はより赤みが強く、頭部もホシハジロの影響が強い。よりこちらの個体の方がホシハジロ要素が多いように感じる。
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同上
この寝姿がまさにメジロガモ×ホシハジロという印象だった。
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同上
逆サイドも大きくは変わらない。
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同上
次列のパターンはメジロガモ寄りだが、完全な白帯とはならず全体的にホシハジロの影響を受けている。
今考えればなぜ現地であっさりと組み合わせを推定できなかったのか不思議であるが、やはり観察前からの先入観が強かったためだろう。同級の関東のI君にも意見を求めたがほぼ即答でメジロガモと指摘した。先入観を持たぬ第三者の意見というものは時折迷いから覚める特効薬でもある。