IMG_1060-crop
ハシビロガモ♂幼羽→第一回生殖羽 18/12/07 二条城
三列風切羽は羽縁が細く、やや褐色気味である。一様にならず羽軸とつながりいかり模様になるため♂のパターンである。露出している雨覆は羽先に近づくにつれて青みが増し、全体的にややくすんだ青灰色に見え♂幼鳥と判別できる。虹彩は鈍い黄色で上嘴も発色に欠け、いかにもマガモ属幼鳥的な澱みを含んだ橙色である。足の色も若干橙色の印象が強い。
淡色の羽縁で摩耗の強い肩羽は幼羽である。それらの幼羽の中に橙色ではないが、わずかに色の濃い新羽が見える。これらは明らかに生殖羽のパターンでは無く、非生殖羽のパターンに近いため恐らく第一回非生殖羽であると思われる。ハシビロガモやシマアジなど換羽の遅い種ではこの第一回非生殖羽が比較的広範囲に見られる。
IMG_1011-crop
別個体
上個体よりさらに幼羽が多く残った個体。こちらの個体も雨覆はやや灰色味懸った青であるが、より青色の印象が強い。虹彩は鈍いがやはり角度や光線状態によって印象は変わる。