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ミコアイサ♀成鳥 19/01/09 大津市
目先が黒く、幼羽も見当たらない上に雨覆にも褐色部がないため♀成鳥である。目先は黒く換羽していることを考えれば生殖羽とすべきか。
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同上
雨覆のパターンも♀成鳥のもので問題ない。

【ミコアイサ、潜水ガモと琵琶湖南部】
 浜大津港と言えば私にとってはミコアイサをじっくり観察する馴染みの場所だった。この日、同性齢個体がもう一ついたのみで計2羽。比較的人口の多い南湖(特に大津市内)は京都大阪ほどでは無いものの警戒心の低い個体が多く、カモ観察に向いている。浜大津港堤防内は特に波が少なく、沖が荒れている場合には潜水ガモ類がたくさん群れで入ってくる。毎年1月2月の越冬期に足しげく通ったものだが、年々大津市南部のカモ科(というよりはオオバン含む水鳥全部というべきだろう)総数は減りつつある。一昨年、私が担当した水鳥調査区域では肉眼でハジロカイツブリの群れかと思う程、線上に連なるミコアイサの群れを観察したが、このところ減少傾向にある。当時、南部でのミコアイサの個体数増加が著しく、琵琶湖全域において南部一極集中化しつつあった。思えば一昨年はウミアイサも南部で複数観察でき、近年ではまれに見る大津市南部湖岸が大当たりの年だった。
 琵琶湖南部のカモ類は今日見る限りではかなり分散気味で大きな群れは一つだけだった。ホシハジロは極端に少なくキンクロハジロが圧倒的な個体数を誇っていた。次いでスズガモとくるだろうか。ホシハジロは秋に比べ、数を減らすのは例年のことであるが、それにしても目について少ないというのは意外なことであった。昨年は冬季もホシハジロが一定数残っており、それに混ざるメジロガモやその雑種が数多く観察された。まずホシハジロを探すことから始まる今季はなかなか稀なカモ類を探すのは困難かもしれない。そもそもカモ類の構成が少し今年は異なっているようにも感じる。