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マガモ×カルガモ♂成鳥生殖羽 19/02/20 植物園
マガモ×カルガモの雑種♂とマガモ雄化♀は場合によっては似て見えることがある。この個体は嘴を除き羽衣はその典型的なものではないかと思う。背に嘴を突っ込み寝ていない限りは見誤ることは少ないだろうが、脇は波状斑と粗い縞模様が混在する。肩と上背にも褐色部がところどころ見られ、マガモ寄りでありながらカルガモを思わせる特徴がある。これら特徴はこの個体において"両種中間的"なものであるが、雄化♀における"雌雄中間的"な特徴と共通していると言える。もっとも雑種においては上嘴にカルガモ的な特徴が発現し、中途半端に黒色部をもつことにより、さらに雄化的に見えることがある。
雄化個体は大抵♂よりも小さくあくまでサイズは♀であるため、他個体と比較できる状況であれば大きな手掛かりとなる。しかし、都市部のマガモは家禽類と交配していることもあり、この場合はそもそも野生種マガモよりも大柄であることの多いアヒルやアイガモの影響を受け♀でも元来のマガモ♂と大きさが変わらないかさらに大きいこともある。そうした家禽の系譜を持つマガモとカルガモが雑種した場合はしばしば判断に迷うことがある。
オカヨシガモやオナガガモの雄化など嘴の色まで♂的に変化する種もいるが、マガモは大抵の場合嘴はそのまま♀の外観であるため、まず嘴を確認するのが手っ取り早いかもしれない。
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同上
顔した半分は淡く、わずかに目下にトモエガモ様の黒線がみられる。頬線はわずかにある程度。
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同上
頭頂は茶色い。マガモ雄化である場合、この点は黒っぽい深緑色であることが多いように思う。