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アカハジロ♂成鳥非生殖羽 16/11/04 大阪市
在りし日の"プールのアカハジロ"。渡来最終年の最後の非生殖羽を観察してからおよそ二年半が経った。時間があった学生当時はカモメを観察するため、足しげく大阪の大和川へ通った。そのついでにこのプールへ寄るのはある種の日課であったが、私個人的には相性が悪く不在な事もしばしばあった。飛来してから少し時間が経ってようやく観察できた。
生殖羽はほとんど出現しておらず、全体的に赤褐色の趣が強い。側胸の摩耗の無い数枚は生殖羽の可能性があるが、潜水を繰り返しており濡れている影響もあるかもしれない。
頭部もメジロガモのように明確な頭頂はなくなだらかで滑り台状に嘴峰へラインを描く。
体格もやはり長く見え、メジロガモの寸詰まり感はない。
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同上
角度により僅かに緑色光沢が見える。非生殖羽でも光沢があるのか、一部生殖羽が出現しているのかはわからない。脇の食い込みは姿勢や羽毛状態により見え方が変わる。
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同上
嘴の黒色部は嘴爪に限定される。やはり嘴が肉厚で大きい。
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同上
手前のプールサイドに隠れ何度も見えなくなった。

大阪とアカハジロは何か深い縁で結ばれている・・・希少さはその当時から身にしみて感じていたが、もう少しじっくり観察しておくべきだった。河口のカモメに後ろ髪を引かれ、なかなか集中して観察できていなかったようにも思う。市民プールに飛来する伝説のアカハジロの姿を忘れることはないだろう・・・
来年、またエクリプスでの再会を期待した翌年、帰還の報は無くその思いは叶わなかった。しかし最終シーズンの春、新たなアカハジロが飛来した。まるでその任を引き継ぐかのように1シーズンのみ府下で同居し"大阪アカハジロ"の系譜は継がれていった。そしてまたさらに"大阪アカハジロ"の系譜が継がれていく気配がある。