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アカハジロ♂成鳥生殖羽 19/02/26 大阪府
昨季飛来した新個体。大阪はどうもアカハジロと関係が深いようだ。
この個体は一見して脇の白色部も深く食い込み、頭部の光沢や波状斑も見た限り見当たらず雑種を示すような要素は無いようである。観察条件が悪く、常に逆光で水面の反射か頭部は青系から黒っぽく見えていた。
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同上
翼のパターンもアカハジロとして問題なさそうである。

【堺市個体との比較】
右は全て堺市飛来の個体
羽ばたき
翼パターンは両個体ともおおむね変わらずアカハジロとして問題ない。
嘴爪
嘴爪比較
新個体の黒色部は嘴爪に限定されるのに対し、堺個体はやや両側にはみ出し範囲が広い。嘴爪のみを見ればメジロガモを連想させるようなパターンにも見える。
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下面比較
堺個体の下腹には波状斑がみられるのに対し、新個体には見られない。
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頭部比較
姿勢が微妙に違うため、正確な比較にはならないが参考程度に。

新個体に関しては雑種的な要素を見つけることはできなかった。堺個体に関しては上記リンクから詳細を見ていただければ幸いである。外見からの判断でこのレベルの個体を雑種、純粋と判断するのはかなり難しいと感じるが、堺個体はアカハジロとしてはやや他種を連想させるような要素が散見されるようにも思う。
いずれにしても世界的に減少の進むアカハジロが二個体も近場で観察できるというのは贅沢である。2個体の来季再飛来に期待と願いを込める。