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コガモ♀幼羽 19/10/14 鴨川
当地の今季は例年よりもコガモ幼羽の飛来がやや早いような気がする。この個体は上流部の成鳥の群れに混ざっていた。
警戒心はそれほどなく近距離で観察できた。脇羽や肩羽(特に肩羽で)に摩耗し羽縁が細く羽先がとがり気味な羽毛は幼羽である。また、三列風切羽も未換羽の幼羽。
肩羽も多くは幼羽のようであるが、橙色の羽縁を持ち摩耗の少ない第一回生殖羽が出現している。
この個体は嘴に黒斑を持ち、三列の配色パターン、雨覆の羽縁がやや明瞭な点から♀と思われる。秋のコガモ成鳥の雌雄判別において嘴の黒斑は補助的な手がかりとなることがよく知られているが、幼鳥でも個体によっては同様の傾向があるようだ。
この個体に関しては新羽の出現が見られるため、新羽が♂第一回生殖羽のパターンでないというところも補助的な判断点になるのではないだろうか。
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同上
この個体は三列風切羽および肩羽の幼羽部分に光沢がある。
三列に光沢がある個体は時折見かけるが、幼羽にまで及んでいる個体はそれほど見かけないように思う。尾羽もV字ノッチが入り幼羽であることがわかる。上尾筒の一部は第一回生殖羽に換羽している。
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同上
第一回生殖羽に換羽したと思われる部分を図示。尾羽にはV字ノッチがある。幼羽が淡色の羽縁で摩耗があるのに対し、換羽した第一回生殖羽は橙色の羽縁で新しい。
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同上
大雨覆の白色帯はあまり細く感じなかった。この画像でも尾羽が幼羽であることがわかる。