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アメリカヒドリ♂成鳥非生殖羽→生殖羽 19/10/30 京都市
市内中心地からやや離れた郊外の水路で発見した。各部に幼羽は見当たらず、雨覆も白色であるため♂成鳥と判断できる。背部に一枚非生殖羽が残っている。
この個体を発見した際は遠巻きに雑種という印象を持っていた。頭部の緑色部はやや狭く、光沢の褐色みがある。顔下半分にも褐色の下地をもっており、顔だけ見ればごくアメリカヒドリ寄りの雑種という遠巻きに見た通りの印象を持つ。
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同上
この個体も他の例にもれず光の具合で印象はやや変わってくる。後頭部に光が強く当たれば褐色の光沢を見て取れるが角度によってはくすんだ緑色に見える。
背部、脇のぶどう色部分はアメリカヒドリとして概ね問題ないレベルではないかと感じる。また嘴基部の黒帯は太く明瞭である。
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同上
腋はほぼ真っ白で次列翼鏡もアメリカヒドリとして問題なさそうである。
頭部の印象以外は概ね雑種を示唆する特徴はなさそうである。遺伝子浸透を一定レベルで起こしていると思われるヒドリガモとアメリカヒドリの種間交雑の判断においては外観から図れる部分に限界があるようにも感じる。こうした個体も観察者により意見の差異はあるのではないかと思うが、個人的にはこの程度であればアメリカヒドリと判断しても問題ないのではないかと思う。