
ヨシガモ×トモエガモ♂生殖羽 19/12/16 茨城県
有名な雑種個体。今季5シーズン目の渡来とのこと。飛来時で成鳥だったため、第6回生殖羽以降の個体である。一昨年観察しているが、昨年は見つけられなかった。
顔の模様が非常に面白い。頭部の形状は中間的でトモエガモよりも頭頂部寄りで尖る。

同上
側胸部の白線はわずかに出現している程度で消えかかっている。胸の赤みはトモエガモとほぼ同じくらいに見えた。嘴は中間的でトモエガモより長く、ヨシガモよりも短い。基部でやや肉厚な点、嘴峰のカーブもヨシガモ的か。三列はヨシガモ系の雑種によく見られる半端な下がり方である。肩羽これ以上下垂しないのかそれとも伸びるのかどちらなのだろうか。

同上
翼はトモエガモ的だが、橙色帯は狭い。

同上
翼鏡もトモエガモ的。緑色部がやや狭い。
次列先端は橙色である。両親種に無い形質が発現することがある。
頭部の羽毛が寝るとかなりヨシガモ的な形状になるようだ。

同上
下尾筒もトモエガモのように橙色部がある。
いつもの如く手ぶれしてます。
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