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ヨシガモ×ヒドリガモ♂幼羽→第一回生殖羽 20/01/04 琵琶湖
南部東岸、ヒドリガモなど1000羽以上のカモの群れに混ざっていた。
発見時は寝た状態だったが、中途半端にヨシガモ風なシルエットにヒドリガモ的な羽色が目を引いた。
400mmのレンズではやや厳しい距離。しかし、50倍のスコープではじっくり観察でき、こうした時に観察機材の重要性を感じる。頭部のパターンはヨシガモ的である。胸は赤みがありヒドリガモの特徴が発現している。三列はわずかに下垂しており、ヒドリガモのパターンとも異なっている。嘴はヒドリガモのようなパターンで、ヨシガモのように嘴峰から先にかけて細くなる中間的な印象を受けた。
脇は縦斑が入り、摩耗が強い。羽先は細く幼羽と思われる。波状斑部分と薄茶の幼羽のコントラストはいかにもヒドリガモ的であった。肩ははっきりと見えなかったが、やや斑が入っているようだった。
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同上
右側の方が換羽は遅い。中央尾羽はヒドリガモのように長く伸び始めている。
撮影できなかったが、雨覆は大雨覆が白帯になり、中雨覆、小雨覆などは灰褐色だった。
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同上
明らかに違和感のあるシルエット。大雨覆がギリギリ裸出しているのがわかる。
マガモ属の♂は特に羽色が明確に異なる場合が多いため注目されないが、種ごとのシルエットは大小問わず差異があることが多い。嘴の形状、長さ、頭部の印象、寝ているときの後頭部の傾斜など・・・種間雑種をこうした群れから見つけるときなどは羽色以上に違和感のある雰囲気から気付くことが多いように思う。もちろん難しい場合もあるが、こうした部分にもこれからは注視していこうと思う。