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アカハジロ♂生殖羽 21/12/07 兵庫県
発見者の方に教えていただき観察できた個体。非生殖羽期の画像を確認する限り2暦年以降の成鳥と思われる。一見して明らかな雑種を示唆する特徴は見られない。
・嘴の暗色部
 アカハジロでは嘴爪に限定されるのが普通であるが、この個体ではやや左右へ侵出している。
・脇の白色部
 個体差が大きいように思う。この個体は背部に到達していないが深く食い込んでいる。
・頭部の光沢
 メジロガモやホシハジロの血統が明らかにある個体では赤み懸った光沢が現れることがあるが、この 
 個体ではそのような特徴はみられない。
これらはしばしば雑種の議論としてあげられる点であるが、概ねアカハジロとして問題のない特徴を備えている個体であるように思う。しかしながらメジロガモの東進やアカハジロの分布域の狭小化、個体数の減少により交雑を起因としていると考えられる特徴を持ち合わせる個体も多く観察される。近縁種との交雑は種の存続に関わる問題である。